前立腺がんセミナー 患者・家族の集い2017東京(7/15)
総勢、約100名にご参加をいただき、盛況のうちに終えることができました。
ご参加いただいた皆さまには、心よりお礼を申し上げます。
まず始めにお話しいただいたのは患者スピーカーの中村さん。ロボット支援手術を受けられて再発、重度の尿漏れが続きました。救済照射も効果がなく、6年目となる今もホルモン療法を継続中です。尿漏れの方は、人口尿道括約筋の埋め込み手術を受けられてから、見違えるほど良くなり、同じような患者さんにはぜひお勧めをしたいとか。闘病まっただ中でありながら、壮絶な体験をお聞かせいただきました。
引き続いて、栃木県立がんセンターの川島先生にお話しをしていただきました。
ロボット支援手術が、今や主流になりつつある時代において、あえてミニマム創手術(小切開腹腔鏡手術)にこだわり、患者と真摯に向き合って来られた川島先生の手術は、他の専門医からも、丁寧で美しいという評判です。スライドにもありましたが、治療成績はすばらしいものです。前立腺がんの手術というのは、「切ればしまい」と簡単に言えるほど容易なものではなく、よほど慎重にやらなければ、様々なトラブルを抱え込むことを、私たちにも理解できるよう丁寧にお話しをしていただきました。
セミナー後に場所を変えて行った懇親会にも、50名近い方々にお集まりをいただき、それぞれのテーブルで賑わっておりました。感謝!
■ 概要
日 時:2017 年 7 月 15 日(土) 13時 開場
会 場:江戸東京博物館 1階 会議室(150名)
講演1:「今も続く前立腺がんとの戦いについて」
中村修三氏・・・手術~放射線療法~薬物療法(20分)
講演2:「前立腺がん治療における手術の進歩と役割について」
川島清隆氏 栃木県立がんセンター 泌尿器科科長 (80分)
参加者からのご意見ならびに質疑応答 (35分)
■ 懇親会(17時半~20時)
会場:両国吉良亭(2階)イタリアン JR両国駅東口徒歩1分/横綱横町
■ チラシのダウンロード
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